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9月2日以降の日本の政治と国民意識

 1945年9月2日の降伏文章調印以降の日本はアメリカを抜きにしては語れません。9月6日の時点で政府は『連合国最高司令官の権限に関するマックアーサー元帥への通達』をマッカーサーに通達。この中で「天皇及び日本政府の国家統治の権限は,連合国最高司令官のとしての貴官に従属する」と完全にアメリカへの従属を表明しています。9月11日は東条英機ら39名の戦争犯罪者の逮捕されます。このときには「東條大将ハ満州に逃避シタ、妻君ト共ニ自決シタ、右翼ノ連中ヨリ殺サレタ」など、様々な噂が流れたそうです。
 9月22日にGHQは『降伏後に於ける米国の初期の対日方針』を発表。今後に日本の政策の方針が具体的に明記されます。主な内容は

第一は、日本の非軍事主義化を貫徹する
第二は、日本の民主化を遂行する

 この二つにしぼれるでしょう。
 9月27日天皇がマッカーサーを訪問し、会談を行っています。そのときの写真はこちらを。

画像:Macarthur hirohito.jpg
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 この写真、いったんは出版を差し押さえられたのですが9月30日には解除されています。
 この時期の国民感情として10月3日に出された『マツクアーサー司令部に対する輿論に関する件』で当時の鳥取県警察部長小倉政博はマッカーサーのことを「当初ノ予想ヨリ消極的デアリ、微妙ナ対蘇関係カラト観ラレル」と評価しています。この時期、至極不安定な時期だったにも関わらず一部の国民は冷戦構造を読み取ることができたようです。
 このように戦後日本でアメリカの民主化政策はさらに加速していくのですが日本国民はそこまで強い反発を持つことなくアメリカの政策を受け入れていたようです。戦時中の洗脳はこの時点でほとんど影響力を見せていません。潜在的な国民意識の中では「一億玉砕」などの総力戦より明日を見ることだったのではないでしょうか。
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テーマ : 歴史
ジャンル : 政治・経済

2006-02-06 : 歴史研究 ~北東アジアの追及~ : コメント : 2 : トラックバック : 0
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戦時の国民意識
徴兵ってのは、つまりは国家が家族の一員を人質にとって、「国民の国家への追従を間接的に強要する」ための仕組みでもあると思いますよ。
戦時中は、「戦争に勝つことが家族を生きて帰還させるもっとも良い方法」ですから、「国家に協力し、その戦力を極大化する」ことが家族を守るにおいて最も有効になると考えられるし、国民は国家への追従・協力を余儀なくされる。戦争に負けてしまえば、占領する側により近づくことが、家族を守る最大の方法になるのではと思う。
いつの時代も、多くの個人は本人もしくは身近な人への利益を動機として行動している可能性があるし、戦時中の異常な天皇崇拝状態から容易にアメリカ式にいこうしたことも納得できる気がする。
2006-02-06 14:19 : D.M.Blue URL : 編集
 なるほど。移行期についてですね。
 おそらく敗戦という事実が天皇崇拝からアメリカ式へという移行ではありません。まず、戦争に負けるという疑念が確信に変わり最終的に8月15日にそれが事実、そして衝撃になっています。事例を挙げると8月6日の原爆投下に対して昭和石油社長の長崎英造は戦時中にも関わらず、「日本ハ極メテ深刻ナ試練ニ経ツダロウコトハ、サイパン陥落当時カラ私ノ機会アル毎ニ指摘シテ来タ処ダガ、壁ニ頭ヲ打チツケヌ限リ活眼ノ開ケヌ役人ニハ困ツタモノト思ツテ居ル」と公文書で公言しています。これを戦時中に言い放つのはすさまじいですよ。移行期がいつであったか、調べてみると面白いことがわかるかもしれませんね。
2006-02-06 18:56 : Hiroshi URL : 編集
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どうぞよろしくお願い致します。
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○バイク・・・たまにツーリング
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