FC2ブログ

中国防衛費増加からみる日中関係の展望

中国国防費、14.7%増の4兆円超に・06年度
日経新聞  2006/3/4

 
 中国の防衛費が増加するようです。しかも一度に15%近くも増加します。その理由としては

1、兵士の待遇改善
2、原油高騰によるコストの増加
3、装備の強化

などを中国の姜恩柱報道官はあげています。一つ一つ考察していきましょう。
 1の兵士の待遇について、これに関しては私も詳しくありません。そもそも中国の軍の待遇はどのようなものなのか、よくわかりません。ちなみに外務省のHPには

・予算 2,117億元(2004年度予算:約2.8兆円、GDP比1.6%)(日本の予算4.9兆円、GDP比1.0%)
・兵力 総兵力約225万人
(陸軍160万人、海軍25万人、空軍40万人、作戦機約1,800機)

このようなデータがありました。これでは兵士の待遇が具体的にわかりません。どこをどのように改善するのかが問われるのではないでしょうか。(中国語読めたら中国のHPに行ったら書いてあるかもしれませんが・・・おそらく公開していないでしょう)
 2についてはしょうがないでしょう。確かに原油は高騰しています。最近になってようやく安定してきましたがこの高騰期はまだ続くはずです。これは納得できます。
 3の装備の強化、これも1と同様にどこをどうするのかいまいち不明。それまでの装備もよくわかりません。

 ということで根本的に私が中国の軍に関してあまりにも無知なので何も言うことができません。いかんですな。
 私がここで示唆しておきたいことは、これらの事態で安直に「中国脅威論」といったものにたどり着かないでほしいということです。確かに他国の軍事費の拡大はリスクの拡大を意味します。しかも中国の場合明確な意思表示がされていないためなんのための軍備拡張なのかも不明瞭です。このことは私たちの危機管理の必要性を拡大させるかもしれません。しかし、このように軍備だけを見て全てを決めるわけにはいかないでしょう。特に経済状況は完全に相互依存状態にあります。私の書いた記事はこちらを。これらを立体的に観察しないことには完全な日中関係の現状を把握することはできません。冷静になり、まずは現状を分析し、意思決定を行うべきです。もし中国が脅威というのならなぜ脅威となりえるのか、体系的に説明する必要があるでしょう。少なくとも現在の日本の安全保障体制では(アメリカとの部分的安全保障体制、日本一国単位での武器保有率、国際社会においての日本の位置付けなどを総合的に考えて)この中国の軍事費拡大が大きなファクターであるとは到底思えません。むしろ、今後交渉しだいで協調していける部分もあるのではないでしょうか。
スポンサーサイト



テーマ : 外交
ジャンル : 政治・経済

2006-03-04 : 外交・安全保障 : コメント : 2 : トラックバック : 0
Pagetop
コメントの投稿
非公開コメント

約3兆円であれだけの人数と設備と装備を賄ってたのか・・・

逆に、物価が違うとはいえ、数十万人程度の自衛隊が約5兆円をどう使っているのやら・・・

むしろ、「日本脅威論」の本が書けそうだなw
2006-03-04 22:39 : D.M.Blue URL : 編集
 確かに、なぜ日本脅威論が隣国で表ざたにならないのか不思議です。
2006-03-05 17:18 : Hiroshi URL : 編集
Pagetop
« next  ホーム  prev »

プロフィール

Hiroshi

Author:Hiroshi
-MENU-


初めまして、こんつは。
Hiroshiと申します。
どうぞよろしくお願い致します。
私生活を脈絡なく綴る
日記ブログです。

○登山・・・鳥取県大山中心に
・まだまだ初心者です。
・米子クライマーズクラブに所属。


○バイク・・・たまにツーリング
・愛車:CBR250R 2013年式
・バイク歴は7年くらい

○カメラ始めました:
・愛機:Pentax K-70

○キャンプ・・・
・最近は登山&キャンプ、
ツーリング&キャンプの合わせ技が多い

島根県在住

月別アーカイブ

ランキング

以上のランキングに登録しております。

にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村

ブログ内検索

PHOTOHITO

PHOTOHITOブログパーツ

アクセスカウンター


現在の閲覧者数: