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どこまでも拡大していく世界の中の、小さくても想う心

 学問上の経済、政治という概念は至極残酷です。これは以前記した国家論や経済観念を観ても明らかでしょう。私たちが生活していくうえで、それらはなんら意味をなすものではないかもしれませんが、それらは確かに作用しており、時に私(これは私個人を表すものではなく誰か、すなわちこれを見ている個人全てを表しています)を裏切ることも多分にありえます。
 経済の話をすると、国家における経済的な収益とは、「国民経済計算なかんずく国民所得勘定の統計に表れる国内総生産、国民総生産、国内純生産、狭義の国民所得、可処分所得などの関連諸概念を一括して総称する言葉」として定義されます。現代、国民経済の一般理論、GDPはそれにそって「その国の「国民」によって当該期間のあいだにつくり出されるすべての財貨・サービスの総価値額」と定義されています。このときの"国民"とはその国の全居住者を指し、国外で経済的生産活動を行っている者の生産はその範囲に含みません。また、長期(この場合大抵一年間を指します)で滞在している者(例え外国籍であろうと)の生産活動はGDPの範囲に含まれます。私たちの経済的活動(それは経営者、労働者、ニートその他この国で経済的活動をしているすべてを含みます)は国家単位で見た場合、至極矮小なものに観えるかもしれません。
 これらを数式化するともさらに残酷なものになります。私たちの国民所得(national income="国家における経済的な収益")を仮に"Y"と定義するとしましょう。すると、

   Y=C+I+G+X-M
     Y="国民所得"
     C="消費支出"
     I="投資支出"
     G="政府支出"
     X="輸出"
     M="輸入"

と、なります。日本語で表すと、

国民所得=国民支出+投資支出+政府支出+輸出‐輸入

となりますね。

 私は一般市民なのでこの式にあてまめると"C"にも"I"にも"G"にも"X"にも"M"にもあてはまっています。この辺の説明は難しいです。ただ、ダイソーなどの百円均一で物を買ったときは全てこれに含まれます(服に"Made in China"とか書かれていた場合にもこれらすべてを含みます。なんらかのものをどこかで買った場合、ほとんどがこれに含まれます)。このように、誰しもどこかで国民所得=国家経済効果に何らかの形で寄与しているということができます。
 これらを考えてみると本当に私たちが生きている国家は残酷です。経済効果を担っている個人(たとえ年間GDP約730兆円という莫大な金額の中のほんのひとかけらでも)が、もしかしたら政策上不利益になると認識された場合には迫害されるのです(それがパレート最適です)。
 それでも、私たちは生きていて、そのときどきですこぶる感激します。私は小さな料亭でバイトをしていて月の給料は現金手渡しです(現代ではあまり効率的とはいえませんが、それだけ小さな料亭です。中小企業に属します。個人的な見解をいえば、かなり繁盛はしています)。「ありがとうございます」といって料理長(皆は"大将"と愛称で呼んでいます)から給料をもらいます。「お疲れさんです」と大将に言ってもらえたときの感動はいついかなるときでも最高のものです(たとえ、GDPの小さなひとかけらであろうとも)。感動します。
 国家はどこまでも拡大していきます。それでも、私たちは小さな社会で生活していて(本当に小さな社会)、それがどれほどの国民経済効果を表さないにしても、大粒の涙を流すわけです。
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テーマ : 経済
ジャンル : 政治・経済

2005-12-03 : 小話 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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プロフィール

Hiroshi

Author:Hiroshi
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初めまして、こんつは。
Hiroshiと申します。
どうぞよろしくお願い致します。
私生活を脈絡なく綴る
日記ブログです。

○登山・・・鳥取県大山中心に
・まだまだ初心者です。
・米子クライマーズクラブに所属。


○バイク・・・たまにツーリング
・愛車:CBR250R 2013年式
・バイク歴は7年くらい

○カメラ始めました:
・愛機:Pentax K-70

○キャンプ・・・
・最近は登山&キャンプ、
ツーリング&キャンプの合わせ技が多い

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