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日中戦争中の中国東北部における経済格差

 先日ステレオタイプについて少し書きました。正直これは私もよく分かっていません。ということで、少し私の専門分野に経ち入ってかなりマニアックなところを突いていきたいと思います。


  1924年における中国東北部の経済格差

 まず、有名どころで南満州鉄道株式会社を見ていきましょう。『満鉄』という呼称は誰でも知っているのではないでしょうか。満鉄は「日本の中国侵略の足掛りとなった国策会社」で1905年のポーツマス条約によって割譲された中国東北部(後の満州国)に設立された鉄道です。その技術力、当時のシベリア鉄道と同等かそれ以上の技術の結晶だったとか。
 その満鉄の日中要人の所得の格差、中国人1に対し、日本人は5です。具体的にいえば

工務に従事した中国人の日給平均 0,60元
       日本人の平均日給 2,58元

このような格差は他にも駅務、機関車勤務、保線勤務などに見えます。かなりエスニック的なものが見えてきませんか?
 

さらに別の視点で撫順煤炭鉱での鉱職員の所得の格差について

 まず、傭員の所得の格差中国人1に対して日本人は5,5です。これは満鉄とほとんど違いがありませんね。ただしこの傭員の日本人の女性の平均日給は日本人男性の約半分です。具体的に言うと、

中国人平均日給が  0,53元
日本人男性平均日給 2,55元
日本人女性平均日給 1,09元

 こんな感じです。
 ちなみに、傭員は乙種と甲種に分かれていて甲種には女性は従事できません。しかし、中国人は働くことができます。これは炭鉱という場では女性が働けないからという理由もあるでしょう。ジェンダー、エスニック。マイノリティと、マジョリティが入り混じっていますね。
 これらの格差がどのように生まれたかいうとまず、政治上の問題、さらに社会的地位の問題が混在しています。


 これらの問題は考えてもあまり意味がないと思われるかもしれません。しかし、私が考えていることは当時、制度的、社会的な階層階級があり、それが現代ではどのように変化したのかと観察してみることです。制度的には多少緩和されたでしょうか。(この表現はおかしいような気がします。自由になった?解放された?難しいですね。でも、制度は確実に進歩したように思います。十分不十分は置いておいて)では、社会的にはどうでしょう?なにが、変わりましたか?
 現在、日本の男性と女性の所得の格差は(同時ほどではないにしろ)確実にあります。それは能力の差でしょうか?はたまた?
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テーマ : 雑記
ジャンル : 政治・経済

2005-12-13 : 歴史研究 ~北東アジアの追及~ : コメント : 0 : トラックバック : 0
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