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日本の安全保障という概念

 現在、憲法改正案、国防省構想、米軍再編など、様々な安全保障問題が表面化してきています。その中で、日本の安全保障はどのようにあるべきか、どのような安全保障が今日の国際社会の中でより安全保障なのかという問題がよく問われています。
 日本の場合、単純に国防費や国防施設、人件費等にとらわれるわけにはいきません。問題点を箇条書きしてみると
  
  1、憲法上の問題
  2、財源の問題
  3、日米関係
  4、近隣諸国との関係
  5、対象の認識

 このへんでしょうか。なにか不十分な点がありましたらご指摘ください。ちょっとこの辺はどこまで拡大してよいやらわかりません。とりあえず、私はここまでが日本の安全保障を考える上での問題点であると認識しています。

   1に関して
 私は憲法9条改正反対論者です。というのも、現在の不明瞭な条文(自衛軍、集団的安全保障との兼ね合いなど)ではどこにリスク、すなわち日本の主権の侵害が隠されているかわからないからです。これに関しては政治家は説明不足でしょう。この改正案に関しては3の日米関係とも連動しているので詳しくは後記します。

   2に関して
 財源の問題は今更強く言う必要はないでしょう。赤字国債約750兆、この赤字は財政改革をどれだけ行ったとしても今日明日で解決される問題ではないでしょう。さらにこの問題とは内政とも親密に関係しているため安全保障だけを考えてはいられません。障害者自立支援法案などのありえない社会保障制度も検討されています。そんな中果たして今、安全保障に力を入れるべきかといわれると、私は疑問に感じます。

   3に関して
 これに関してもずっと議論してきました。日米安保条約の極東条項、思いやり予算や米軍再編など、日本の国防は日米を考えた場合日本一国のものではありません。それなのにも関わらず、憲法改正、国防省構想など、無茶な方向に議論が進みすぎです。日本の国防を本当に考えるなら日米関係の再編を無視しては通れないでしょう。そこのところが現在の段階ではまったく議論に上っていません。

   4に関して
 平和憲法をしいている日本の自衛軍の保有、これは諸外国、特に近隣諸国に大きな影響をおよぼすことは必至でしょう。もしかしたら「安全保障のジレンマ」に陥る可能性も十分にあります。これではあまり意味がありません。そもそも憲法改正などの議論が2005年になって台頭してきた背景には、中国の軍事費拡大があるのではないでしょうか。このように考えていくと日本はすでに「安全保障のジレンマ」に陥っているというように観ることもできます。それは本当に安全保障になるのかということに関しては少々疑問です。

   5に関して
 なにを対象として安全保障を強化するのか、この問いは今のところ課題となっていないのではないでしょうか。例えば20年前では冷戦がありました。現在考えられるのは北朝鮮、そしてテロです。しかしながら北朝鮮の場合、明らかに勢力が均衡していない現状があります。それが外圧になるという答えは説得力に欠けます。これは中国脅威論、韓国敵対論に関しても同様です。このように考えていくと国家間での主だった対立がない現状での安全保障費の拡大は逆に近隣諸国を緊張状態にさせ、経済・政治などの縮小につながり生産的ではないでしょう。
 テロ、これは大きな問題です。残念ながらこれはまだ防衛策がありません。単純に防衛費増強がテロ抑止につながるとは考えにくいでしょう。これに関してはまだまだ検証が必要です。

 このように、日本の安全保障はまだまだ不安定ですし、身体の安全保障など新しい安全保障に関しては検討すらされていない現状があります。単純に軍事費拡大をすればいいというわけではないのです。これらをふまえ、これからの日本の安全保障を考えていかなければいけません。
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テーマ : 国家防衛
ジャンル : 政治・経済

2006-01-03 : 外交・安全保障 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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Hiroshi

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Hiroshiと申します。
どうぞよろしくお願い致します。
私生活を脈絡なく綴る
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○登山・・・鳥取県大山中心に
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・米子クライマーズクラブに所属。


○バイク・・・たまにツーリング
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○キャンプ・・・
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