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給食を食べたくなったら

 最近重々しい(意味の分からない?)ことばかり書いていたような気がするのでちょっと気分転換を。12月26日に出版されたAERAに面白い記事が載っていました。(たまたま読みました)小学生の頃、給食を食べる前に必ず「合掌、いただきます」と皆で言いませんでしたか?私や私の地元の近辺の小学校では言っていました。それに対し、「ちゃんと給食費を払っているのだから皆でいただきますと言わせないでほしい」というような要望があったそうです。(どこの話だったかは書いてなかったような気がしますが・・・)皆さんはどう思いますか?
 このことを理解できないという方の意見で「食事と命は親密に関係しあっている。それを食事と金でリンクさせるとは甚だしい」という意見がありました。確かに。食べないと死にますね。
 理解できるという意見では「皆でいっせいに同じものを同じ時間に同じようにして食べる。これは食の画一化であり没個性への発展を促す」(多少誇張しました)というもの、「合掌という文句が宗教じみている。信教の自由の侵害だ」という意見。様々でした。これもこれで納得。
 どうでもいい記事のように思われた方もいるでしょう。しかし、本当にどうでもいいことでしょうか?まず、現在幼稚園の義務教育化が騒がれています。もし、幼稚園に給食を導入したら先ほど書いたように確かに「画一化」の道へと進むのかもしれません。没個性の時代の到来なのかもしれません。それは初等教育としてどうでしょうか。
 かといって、理解できない方の意見、「食と金とのリンク」。資本主義の進展なのでしょうか。貨幣第一主義の時代というのも人間の画一化の一種なのかもしれません。金=命という認識が資本主義の共通意識となる可能性は否定できませんね。
 また違った視点から、身体論の話です。これは政治の話であると同時に社会学の話でもあります。(ちょっと専門じゃないんですが・・・)私たちの身体は無意識のうちにかもしれませんが必ず二つの属性を持っています。一つは例えば釣りや空手やバスケやピアノやペーパークラフトや立ち読みやネットが趣味のあなた、一個人としての身体。もう一つは勤労や納税や教育を受けさせる義務を負っていたり、選挙や生活などで権利を持っているあなた、集団の中の身体です。前者を意味世界、後者を現実世界と呼びます。意味世界でのあなたは様々なところであなたの特色を発揮していることでしょう。仕事、学校、生活、対人関係などなど、それは確実にあなただけのものです。では現実世界では?あなたには義務と権利があってあなたの隣に座っている誰かにはそれがありませんか?
 それが個性、と思われるかもしれません。ではどこからがあなたでどこからが全員なのでしょう。合掌は言うべきでしょうか?同じところで同じものを同じように食べるべきでしょうか?義務教育とはなんでしょうか?答えを出す一因になってくれれば幸いです。
 食は命。これは生きている限り否定できません。しかし、そんな食も資本で買っているという事実が確かにあります。食への感謝を忘れずに。資本への感謝を忘れずに。
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テーマ : 雑記
ジャンル : 政治・経済

2006-01-05 : 小話 : コメント : 7 : トラックバック : 0
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給食はよかったよね。確か一食270円ー320円ぐらいだったよな・・。ちなみに愛媛の給食には、たまにポンジュース、年に1っ回ぐらい冷凍みかんというのがでました。あと、地域性としてうちの地元は、あまり、納豆が受けません。給食でほとんどの人が残しました。(てかたべんかった。)おかんが、最近健康の為に食べ始めたけど、家族中から集中砲火です。
お金を払ったとしても作っていただいた方への感謝、命を与えてくれた事への感謝(宗教的といえば・・そうかもしれんが辺に固執せんでも)は大切やと思いますが・・。
2006-01-06 12:55 : taka URL : 編集
むっくの地元はビンボーなので,市立の保育所が現在ひとつもありません(数年前までひとつあった).幼稚園も私立がふたつです.うちの母は小学校教諭なのですが,信教の自由とか資本がどうとかの難しい話以前に
“‘仏様にいただきます’だったり‘マリア様いただきます’だったりばらばらのいただきますを保育所や幼稚園で教えられてるから,小学1年生に‘合唱,いただきます’を教えるのが大変だ”
とぼやいていたことがあります.
あと,小さな小学校で街から離れたところにある学校は,一律の給食センターの給食でなくて学校内で給食を作りますよね.あれは地域や学校の特性が出て評判がいいそうですね~♪益田市は美濃郡とかと合併しましたが,合併相手の地域の小学校の保護者から“あんな不味い給食を食べさせる市と一緒にされたら困る”とのクレームが来たとの憶測がたっております.
この前実家に帰った時にあと3年で先生を辞めるという母と教育や義務教育について語りました.ますます日本の少子化に貢献したくなるような,気の滅入るお話でした~!絶対日本で子ども育てたくないなーってお話です.あ,思考停止.
2006-01-06 13:18 : むっく URL : 編集
追加
そうそう,“寛ぎ”と書いて“くつろぎ”と読むことを私は知っていましたよ!!!ご安心を.
2006-01-06 13:30 : むっく URL : 編集
>takaさんへ

 うん、給食よかった。あの甘ったるいカレーが食べたい・・・(決して甘党にあらず)
 食は確かに重要な欲求の一つですが、それを資本に摩り替えるということはありえない行為だと私も思います。ただし、上記したように画一化への道を考えるとどのように食への感謝を教育していくかも一つの課題ですね。

>むっくさんへ
 
 比較文化で教育を考えたことはなかったなぁ・・・(というよりも頭に比較がつく科学には疎いです・・・これは問題だ)外国ではどのような教育が行われているのでしょうか?男性育児休暇とか?ちょっと興味がわきました。
 思考停止させないでくださいね~。私も完全に理解しているわけではないのでゆっくり、建設的に考えていきましょう。
2006-01-06 18:01 : Hiroshi URL : 編集
給食じゃないけど
ドイツでは,社会全体が子どもを育てる義務があって,子どもが如何に社会に貢献する能力を身につけさせるかという責任を社会全体が負っているという考え方で教育が行われているらしいです.ですので義務教育はもちろん大学もすべて無償です♪留学生もドイツ国籍所有者も,同じ扱いだそうです.
で,大学を“卒業する”という概念がなくて,大学には何年いてもOK.何等かの職業に就いた時その人は教育を受け終えたと見做されるのだそうです.ですので留年とか一浪とかそういう感覚がないのだそうですよ~♪
あとスペインは初等教育の時点で,留年(という概念ではないけど,その年度をもう一度受けなおす)とかやり直しとかが出来るそうです.ドイツもスペインも子どもが将来の事を考え始める年齢が日本と比較して低いような印象...
他の国はよく解りませんが...てかかん全に給食話から教育システムの話に変わっちゃいましたね.
2006-01-06 21:58 : むっく URL : 編集
 
>むっくさんへ

 いえいえ、給食はただの振りですから。趣旨としては画一化とはなにか、それに伴う食とはということだったんで全然O.K.ですよ。教育という観点からの画一というのも面白いと思います。
 ドイツの教育費無償というのは面白いですね。財源はどこにあるんだ・・・日本ではちょっと難しいですね。ちなみになぜこんなに赤字国債があるのかは戦後の日本の政治体制、それに伴う国債発行の経緯を見ていったらすごく面白いことがわかりますよ。それでなぜ日本のODAの利子率(グランドエレメント)はこんなに高いのかだとか生活保護がこんなにされていないのかだとか教育の問題だとかが分かると思います。国際比較で税収を比べてみるのも面白いです。少子化に貢献とありますが、根本はこの財源の確保ができなかったからというのがあるんですね。消費税5%あげるのに騒いでいた日本とは違う世界が欧州には広がっています。徴税の仕方も違うようですし。
 それに付随した教育制度、やはヨーロッパは制度では完全にアジアの上を行っていますね。
2006-01-07 14:28 : Hiroshi URL : 編集
確かに,財源は何処にあるんだろう...とりあえず最近ドイツでは,教育費以外の社会保障とかの面で外国人を優遇しすぎなんじゃないかって事で税金を払ってるドイツ国籍所有者が不満を持ってて,移民の規制が厳しくなったとか前と較べて外国人は居辛く(住み辛く)なったとかいう話は聞きます.ものすごい右翼政党が最近議席数を増やしてるという話も聞きました(去年の9月に聴いた話).ま,これは教育ではなくて外国人の社会保障とかの問題なのですが,確か教育面は今でも国籍問わず無償だったと思います.教育についての国家,社会の責任も大きく価値観が変わったという話は聞いていません.
あと,スペインに住んでる伯母は,スペインでは家族,社会が子供を責任持って育てるという価値観が,日本よりきちんと根づいている,って言ってました.どんなに貧しくても家庭の温かさが子どもの精神的な健康を保証する,のだそうです.
2006-01-11 10:34 : むっく URL : 編集
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○バイク・・・たまにツーリング
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