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消費税値上げとデフレの連動性

竹中総務相、消費税率「デフレ克服なら10%強に抑制」
日経新聞   2006/1/7


 現在、消費税値上げが話題となってきています。乏しい財源で公共投資、社会保障、教育など様々なところに投資した結果のしっぺ返しで今、日本は選択を迫られています。赤字国債は2005年3月の時点で626兆3633億円。ただしこれは国の借金で地方債を加えれば750~1000兆にも上るのではないかとまで言われている深刻な問題です。ちなみに日本の年間GDPが約500兆。(正確には名目で496兆1970億円、実質で526兆3780億円。これは2004年のデータです)一年や二年で返せる額ではないことは明白かと思います。これらを返していくのが今の10代、20代、30代の方。(私も含むんですけど・・・)これから税金は確実にうなぎ登りであがるでしょう。漠然とでもいいので覚悟された方がよろしいかと。さて、問題となっている消費税値上げの話。これは回避することは確実に不可能です。消費税だけでなく、たばこ税、酒税、所得税、法人税、相続税その他諸々。あがります。確実に。
 そもそも財政とは「公共部門(国や地方公共団体など)が行う経済活動」(日本大百科全書 より抜粋)のことを指していいます。財政なんかどうでもいいと思われるかもしれませんが、あまり認識されていないところでこれはGDPにも大きな影響を与えています。

GDP=投資+消費+政府支出+輸出-輸入

 これがGDP算出の公式です。政府支出、ばりばりで入っていますね。じゃあ収入は?という話になってくるんですがそこは長いので割愛。輸入が-となっていますがこれは投資、消費と連動するので総合的には+に転じることもあったり、投資のし過ぎが輸出の縮小につながったりとこの式はいろいろ複雑なので説明は省きます。とにかく財政は日本経済の中でも大きなファクターであるというふうに認識してください。
 それでは本題の消費税増税に関して。消費税は無差別課税の中の一つです。要するに誰からでも徴収するということですね。例えば100円の消しゴムを買ったとき、買った人が日本での義務と権利を持たない10歳の男の子でも、40歳のサラリーマンでも同じだけ徴収するということです。平等に徴収するというと聞こえはいいですが、本当に誰からでも徴収してしまうことになるんですね。これは日本の財政の矛盾点の一つでもあったりします。
 しかし、根本的な問題はここではありません。無差別課税ということは全てのものに対する税金が上がるということです。税金が高いとあまりものを買いたくないですよね。これが民需の縮小。誰もものを買わなくなってしまいます。上のGDP算出の式を見てください。単純な増税は上記した投資、消費を縮小することにつながります。
 ここで現在の日本の経済状況、デフレについて言及します。単純に言うとデフレとは単純に物価が下がることです。前にも言ったのですが下がるのは物価だけでなく給料も下がります。給料がないので消費や投資もできません。
 現在は消費、投資が共に縮小した状態です。この状態での無差別課税はさらなる消費、投資縮小につながるのではないかというのが今日取り上げた記事の内容です。確かに。では問題定義をはじめに戻します。626兆3633億円の赤字は誰が払うんですか?
 私たちが今しなければならないことはどこで政府収入を拡大させ、この赤字を解消させるかということです。消費税やたばこ税の増税に反対するだけでなく、ではどこで財源を確保するのかということを具体的に考えていかなければいけません。
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テーマ : 郵政選挙で勝って「大幅増税」
ジャンル : 政治・経済

2006-01-07 : 書くことがない時用 : コメント : 9 : トラックバック : 0
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非公開コメント

ども
国家の借金減らすの簡単ですよ。

まず国家資産は900兆円はあるのでこれを民間に売却。

経済成長率に合わせて歳出削減すれば10年もあれば借金は半分になると思いますよ。

ほんとは税率なんて上げなくていいんですね。

なんでやらないかって?

そりゃ選挙に負けるからですなあ・・・・
2006-01-07 20:27 : しゃも(鶏) URL : 編集
政治家なんて基本的に、嘘ついておいしい汁吸ってるか、官僚のマリオネットでしかない。
2006-01-07 22:44 : 議長代行 URL : 編集
>しゃもさんへ

 しゃもさん、こんにちは。
 政治家の宣伝ってひどいですよね・・・小泉首相も始めに消費税は上げないって宣言してますしね。
 経済成長率ですが、実はあまり回復していません。踊り場から脱した、などと言われていますが他の先進国とくらべても、戦後の日本経済成長を考えてもまだ予断を許さない状況ではないかと私は分析しています。1%~2%の回復では国民不安は解消されないでしょう。詳しい統計はこちらに。

日本銀行 金融経済統計月報 実体経済
http://www.boj.or.jp/stat/stat_f.htm

 国家資産の売却ですが、売るとしたらどの企業に売るでしょうか?景気が回復しているとはいえ王手ですら900兆もの資本は出せないのではないかと思います。海外企業への売却という手もあるにはあるのですが、それは日本資本の流出を促します。この選択肢はなしでしょう。
 まずはデフレ脱却を目指すべきなのではというのが私の最終的な結論です。

>議長代行へ

 HN変えたんですか・・・(汗)
 しゃもさんのところにも書いたのですが政治家の宣伝は確かに誇張がかなり含まれています。私たち国民がしなければならないことは客観的な分析データから現状を適切に分析し、政治の場にいかしていくことなのではないかと日々思っています。お互い頑張りましょう。
2006-01-08 14:41 : Hiroshi URL : 編集
ずっと昔に
“消費税を半年間全くなくしてしまったら,その間国民の消費意欲が増すから,その後消費税を現在と同じ率に戻したら?”

という小学生か中学生の新聞投書を読んだ覚えがあります.突飛な事考えるなぁと思いましたが,確かに消費税のない半年間はびんぼー学生も消費意欲が増すかもなぁとも思いました.
2006-01-11 10:42 : むっく URL : 編集
>むっくさんへ

 確かに消費税がなくなったら民需は回復するかもしれませんね。ただし、その方は経済情勢の分析が不足されているように見えます。つまり、デフレとはなにかという感覚です。これはもう少し考察された方がいいと思います。
2006-01-11 15:04 : Hiroshi URL : 編集
おかしな日本語になってたので書き直しました^^;

デフレとは何か~。。。あ,思考停止(ごめん)当時その記事を書いた小学生か中学生がそろそろ高校生になってるはずなので,その子の将来に(勝手に)期待.
2006-01-11 16:15 : むっく URL : 編集
 いえいえ、でもその小学生のかたはすごいですよ。その年でそこまで考えてたらやばいです。ちなみにデフレは簡単に言えば「物価が下がり続けること」です。しかし貨幣価値なども圧縮してしまいます。
 むっくさんにはもう少し経済観念をつけられてほしいです。経済を無視した社会科学は大抵妄想です。某社会学先生もそんな感じじゃないですか。
2006-01-12 09:52 : Hiroshi URL : 編集
アトバイスありがとうございます♪某社会学先生はかなりの反面教師なのです~。。。Iゼミに入る以上経済もお勉強しなければならない危機感が募っている今日この頃であります...
2006-01-12 16:55 : むっく URL : 編集
消費税1パーセントにつき、やく3兆円の増税が見込めるそうです。
現在の消費税の収入が半年間入ってこないとすると、3×5÷2=7.5(兆円)の税収減となります。
政府が、現在税収でまかなえるのは、約50兆円で約30兆円は、赤字国債です。
この7兆5千億が、いかに多くな額に、なるか・・。
購買意欲拡大における税収拡大と、増税による税収拡大どちらが、効果がでかいか・・。このあたりは折衷になるのだろうが・・。
ただ、すこし其の小学生に大人な一言を言うならば、「半年程度では、
国民大多数の購買意欲拡大を図っても、思ったほどの効果は得られないでしょう。1つの理由には、短期の、減税は、消費より、貯蓄に回す傾向が強いから。2つは、小泉首相は、赤字国債を何が何でも30兆円に押さえたいと思っています。実際様々な、補助金など予算がどんどんと削減されてます。
そこで、また新たな7兆5000億の予算カットをすると成ると国民の生活は圧迫され、購買意欲どころの騒ぎではなくなってくる為。その他もろもろな要因により、かなり現実的ではないですね。
2006-01-13 14:39 : taka URL : 編集
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